●日付データのいろいろ表現
日付データとして入力されたセルは、書式設定で色々な表現ができます。
「そんなの当たり前だろ。」の声が聞こえそうですが、日付だけでなく同じ日付データで「曜日のみ」を表示することもできます。
カレンダーや行事予定表を作るとき、1月1日を「1」、曜日を「火」と入力して連続データで「12345678」「火水木金土日月」と変換して作っていませんか?
最近まで私もそうしていました。
日付データにすれば、日付と曜日がずれたり、6月31日ができたりすることなく、正確な「暦」や「予定表」が作成できます。
■西暦表示
日付(西暦) | ||||
2017/3/14 |
☝ セルへの入力は「2017/3/14」
■和暦表示
和暦 | ||||
平成29年3月14日 |
☝ セルへの入力は「2017/3/14」
■和暦表示
和暦 | ||||
H29/3/14 |
☝ セルへの入力は「2017/3/14」
■曜日
|
☝ セルへの入力は「2017/3/14」
■曜日
|
西暦も、和暦も、曜日も、全てのセルには「2017/3/14」と入力しています。
次回から、それぞれの表現法を解説していきます。
●8ケタ数字を日付データにして自動で本日の年齢を計算(2)
日付データから、年齢を計算させる。
A | B | C | |||||||||||||
1 | 生年月日 (8桁数字) | 8桁数字を 日付データ化 | 日付データから 年齢を計算する | ||||||||||||
2 | 19550315 | 1955/3/15 | 62 |
☝
=DATEDIF(B2,TODAY(),"y")
快説: B2セルと本日の期間年数。
◎てっとり早く、「=DATEDIF(B2,TODAY(),"y")」をコピーして貼り付けてください。「B2」の部分を「日付データ」のあるセル番号に変えれば、出来上がります。
これで「8ケタ数字を日付データにして自動で本日の年齢を計算」を終わります。
もし、生年月日を8ケタ数字であらわした名簿に出会ったら試してください。
初めてでも解りやすくをモットーにしております。わかりにくいところは改善したいと思いますので、ご質問・ご指導いただければと思います。
●8ケタ数字を日付データにして自動で本日の年齢を計算
生年月日を8ケタで表示しているデータに出会ったことはありませんか?
1955年3月15日生まれなら「19550315」となる8ケタ表示です。
右欄の年齢は、「61」と直接入力されています。
生年月日を8ケタで表示するのは、数字の途中に年月日や/(スラッシュ)等の入力をしないで、速度を追及して多人数の名簿を作っているからです。
ただし、前述のとおり日付と認識されておらず、年齢や勤続年数などの期間を計算することができません。
生年月日 | 年齢 | ||||||
19550315 | 61 |
生年月日の数値を「セルの書式設定」で、日付データとして表示させようとしたところ・・・
生年月日 | 年齢 | ||||||
############ | 61 |
と、なります。
せっかく打ち込んで頂いた生年月日情報を活用するためには、日付として認識させる必要があります。
8ケタ数字を「日付データ」に変える方法
A | B | |||||||||
1 |
生年月日 (8桁数字) |
8桁数字を 日付データ化 |
||||||||
2 | 19550315 | 1955/3/15 |
☝
=DATE(LEFT(A2,4),MID(A2,5,2),RIGHT(A2,2))
快説: A2セルの左から4ケタと、中央の2ケタと、右の2ケタを分ける。
日付データに変換できたら、年齢計算も期間計算も自動的にできるようになります。
手っ取り早く、
=DATE(LEFT(A2,4),MID(A2,5,2),RIGHT(A2,2))
を、コピーし、所要のセルに貼り付けてご使用ください。
定年後再就職して、最初につまづいたエクセルで作られた名簿でした。生年月日と年齢は入力してあるのですが、年齢は毎年更新しているようでした。(今は、改善されてます。)
次回は、データになった日付から、年齢を計算する方法を解説します。
初めてでも解りやすくをモットーにしております。わかりにくいところは改善したいと思いますので、ご質問・ご指導いただければと思います。
定年なのに、これからパソコン!?
めでたく?定年を迎えたものの、まだまだ扶養すべき家族が・・・。
2年前の3月定年退職しました。めでたかったのは定年退職よりも、定年日翌日から働ける新しい就職先を確保できていたこと。当然ながら収入は半分程度になりましたが、デスクワークです。首から下で働いてきた身に勤まるだろうかと若干の不安はありましたが、何とかなっています。
エクセルやパワーポイントの取り扱い解説本も10冊以上購入しました。「ゼロから始める。」「世界一簡単な。」「通勤電車で・・・」「いまさら聞けない」などetc.ただ、どれもその解説本を著した方には「超簡単な」やり方なのでしょうが、定年後、仕事として本格的にパソコンに向き合う私は、必ず途中で専門用語やカタカナ用語でつまづきました。
仕事を続けている「あなた」もそうだと思いますが、「専門家」として積み上げた知識を人に話すとき、どうしても専門用語が出ますよね。毎日向き合っていることは「この程度は常識として誰でも知っているだろう。」となっているからだと思います。
これからやろうとしていることは、素人の素人のためのパソコン取説ブログです。定年後から毎日パソコンに向かい合って作業しながら学んだエクセルやパワーポイントの取り扱いを、私のように再就職でパソコンを使う仕事になった方や、定年でこれから趣味程度にパソコンを、いじろうかと思われている年配のご同輩方の参考になれるよう、記事を書いていこうと思います。専門的ではありません。「こんな初歩的なことわざわざ解説しないでも」と思われるような記事にしたいと思います。
よろしくお願いいたします。